迷い続けている人生に決着をつける3つの名言

あなたの考えで動きなさい。他人にどう見られるかばかり気にするな

われわれは君の考えも見てみようではないか。というのは君が君自身の意志を何とも思わないで、外部の、意志を超えたものを見てるのは明らかじゃないか。つまり誰某は何といっているかとか、君が何者であるように見えるかとか、学者であるように見えるかどうか
引用:岩波文庫 エピクテートス 人生談義(下) 鹿野治助訳

あなたにはあなたの考えがあるはずです。
「これがやりたい」と思っていることがもしできていないなら、それはなぜですか?

「お金がないから…」
「時間がないから…」
「なんとなく落ち着かない…」
「今からやっても無駄かも…」
「バカだと思われたら嫌だ…」
「普通の人ならこんなことやらないから恥ずかしい…」

そうやって、自分の意志とは別の何かに妨げられているのではないでしょうか。
外の世界にはあなたを妨害しようとするものがたくさんあります。あなたがもし家族のことにしか余暇を使えないなら、いくら大切な家族といえども負担に思うこともあります。

「本当に落ち着くタイミング」は、人生には存在しません。いつもあなたの周りには何か不自由なことがあります。誰でもそうです。

でも、あなたにとって、あなたの心の底から湧いてくる意志以上に大切なものなどあるのでしょうか。

まずは、外の世界には自分の意志を妨げようとするものが多くあることを知りましょう。家族・職場の同僚・友達との付き合いなど、たくさんの雑事があります。
その上で、最も大事なのはあなたの意志であることを認識してください。

人生とは、周りに左右されることなく、いかに自分の意志を貫けるかにかかっています。


君が何者なのかを示せ。いつまでも不安にとらわれるな

どうして君はなおも不安なのか、君が何者であるかをわれわれに示さないか。君が君をわれわれに何者として、示して来たかいってもらいたいかね。卑しい、不満な、とげとげしい、臆病な、八つ当りの、何でも不平な、ちっとも落ち着きのない、ほら吹きの人間としてだよ、君はそれらのことをわれわれに示した
岩波文庫 エピクテートス 人生談義(下) 鹿野治助訳

あなたという人間は、あなたの行為によって存在が証明されます。人間ですから、不安や悩みを抱えてしまうことがもちろんあります。それらに押しつぶされると、何もできなくなってしまいます。しかし、あなたには他人のために使える能力があります。その能力は発揮されることを待っています。

不安や悩みで時間を費やすことをやめましょう。何も解決しません。寝たり遊んだりしているほうが良いです。

行動・行為によってのみ、道は開かれます。
「この疑問が解決したらあれをしよう」と思っているとします。その疑問が解決しても、新しい疑問が生まれます。疑問が生まれる人は、一生なんらかの疑問を持ちながら生きていくものだと思いましょう。
つまり、疑問を言い訳にしていては、死ぬまで行動できないのです。

吹っ切れなくてもいいんです。悩みながらでもいいんです。
あなたが「これをするべきだな」と思う行動をしてください。


意志を貫け。不幸・不平を感じるのは勘違いだ

不幸とは何なのか。それは思いなしである。争いとは何なのか、争論とは何なのか、非難とは何なのか、不平とは何、不信心とは何、無駄話とは何なのか。これらすべては思いなしであって、他の何ものでもない。そして意志外のものについて、あたかもそれが善いものか悪いものであるように思う思いなしなのである。人はこれらのものを意志的なものと置き換えるべきである
岩波文庫 エピクテートス 人生談義(下) 鹿野治助訳

他人と比較して頭がいっぱいになるのは愚かなことです。

「不幸」は、他人との比較によって生まれます。自分一人しかいなければ、境遇を比較する他人がいないので、「不幸」を認識することすらできません。

外界に存在するものは、すべてあなたの「思いなし」によるものです。
「他人よりも優れたい」「他人から尊敬されたい」「あいつは邪魔だ」など、自分の意志外のことにかまけていては、大事な時間を失います。
自分で勝手に「勘違い」をして、自分で自分を苦しめるのはやめましょう。

自分がどうすべきなのか認識してさえいれば、自分以外のことに妨げられる理由はありません。

自信を持って、「こうしたい」と思うことを貫いてください。