現実逃避のすすめ。辛くなったら逃げましょう。

「現実逃避」や「逃げる」という言葉は、マイナスの意味で使われることが多いように思います。でも、本当にどうしようもないときは、逃げるしかないじゃないですか。逃げるという手段は、人間だけでなく動物にだって大切な行動です。

立ち向かうことと逃げることとは、もっと等価値に語られてよいのです。なぜなら、前者も後者も、懸命に生きようとして選択した手段だから。立ち向かって倒して生き延びるか、逃げて姿をくらませて生き延びるか。

命尽き果てるまで生きる、それだけで人生は十分です。立ち向かうか逃げるか、この二者択一を唸って考えるよりも、向かってくる「何か」に殺されないようにしなければなりません。人によって、向かってくる「何か」は、人間関係や仕事のストレス、生活不安、経済的困窮など様々でしょう。

きちんと向き合って解決すること、これをしなければならないと思っている人は、思い込みではないでしょうか。立ち向かわなければ良くならないという考えは、絶対的に正しいでしょうか。もう知っていますよね、この世の中はどんなにがんばったって無駄なことで溢れているじゃありませんか。

もっと大胆に言いましょう。逃げることは素晴らしいことです。逃げて逃げて逃げて逃げて逃げまくりましょう。生きるだけで、人生は大変です。自ら困難を作り出し、自分で自分を殺す義務はありません。そもそも大半の人達はまともに「向き合う」なんてしてこなかったのに、あなただけが「向き合う」という概念に悩む必要がどこにあると言うのでしょうか。

私はあなたを尊敬します。迷わず逃げるのではなく、目をそらさまいと現実を見て、判断しようとしているあなたを。そして、そんな真面目なあなたには、「逃げる」ことの良さを知ってほしい。逃げたあとにもし背徳感を抱くなら、それは妄想です。ここで、私が言っているではありませんか。「逃げる」ことは素晴らしいと。人間は「生きる」ということにおいて、もっと自由に価値観を構築してよいのです。もし、逃げた結果悔やんでしまっている過去があるなら、そんな過去を持つあなたを何も悪いと思わない私のような人間もいることを、思い出してください。

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