【感想,書評】アマゾンプライムで『仕事は楽しいかね?』を読んでみた

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プライム会員だとタダで読める本がけっこうあります。
面白い本もたくさん含まれているので、本が好きなら本目的でもプライム会員になる価値があるかもしれません。

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さて、今回読んだのは仕事は楽しいかね? (きこ書房)です。

本の内容を知りたい人は下からどうぞ

あらすじ

お金持ちの老人が仕事・ビジネスについて有り難いお話を聞かせてくれます。
事業に失敗した過去を持ち、今は”そこそこの給料”をもらっている35歳男と、この老人との出会いからはじまります。
対話形式なので、物語の中に入っていきやすく、難しい言葉を使っている箇所もありません。

全体を通してとても読みやすい本で、読む人に何か一つは学びがある素晴らしい本だと思います。

『仕事は楽しいかね?』に出てきた名言

今日の目標は明日のマンネリ

今日の自分と明日の自分は別人です。今日の自分の目標が必ずしも明日の自分にとっても目標になるとは限りません。

昨日に縛られて今日を生きたり、明日のことを思い今日生きるのはやめねばなりません。
今日、今、いったい私たちは何をすればワクワクできるのか、それを実践することが大切です。
人生は「今」の積み重ねなのですから。


明日は今日と違う自分になる

いつも変化していれば、変化を恐れる必要がなくなります。人間はなんにせよ変わっていくものです。自ら「違う自分になっていこう」とすることは、自然に即しています。

今の「状態」にこだわることなく、毎日新しい自分でいたいですね。


人生は進化だ。そして進化の素晴らしいところは、最終的にどこに行き着くか、まったくわからないところなんだ
きみは、最初に陸にあがった魚は長期にわたる目標を持っていたと思うかね?

立派なことを成し遂げた人は、立派なことをしようと思い日々を過ごしてきたわけではないことをよく耳にします。日常の、目の前のことをしっかりやってきたからこそ、偉業は達成されるようです。

人間一人が1日でできることはたかが知れています。ですが、日々できることを精一杯やると、とんでもないところまで前進していたことにいつの日か気づきます。

どんな風になっていくかは予想がつかないけど、今日一日の生き方ならわかるはず。
自分の心の声を聞いて、今日も生きよう。


コンピューターは〈整然としている 〉ってことなんだ 。これはゲイツ自身の言葉だよ 、〈整然としている 〉というのはね 。それから彼は目標はつねにコンピューターに〈違ったやり方で 〉処理させる方法を見つけることだとも明言していた 。この〈違ったやり方で 〉というのも、彼自身の言葉だ。発明家や革新者に話を聞くと必ず、〈異なった 〉という言葉と一緒に、自慢げに人に見せるという考えが出てくる。成功する人たちはね、自分がどこへ向かっているかということはわかってない──ただ、遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守ろうと思っている 。実をいうと、これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。〝遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る〟というのがね

遊びのつもりでやると、楽しくなってくるからいつまでもやれる。
楽しい仕事はなかなか見つからないかもしれないけど、仕事を楽しくやることは誰にでもできることです。

遊び感覚でやることに勝るものはないんですね。楽しもう!


問題はね、きみが理屈っぽいってことだ 。きみの思考は、学生モードのままなんだよ。この課題をすべてやっておきなさい、そうすれば Aがとれますよってね 。きみは、課題のリストをほしがってるだけなんだ

勉強すると褒められる時代は学生までです。大人は勉強しているからといって、褒めてくれることは少なくなります。褒められることを期待して勉強するのはむしろ大人とは言えないでしょう(笑)。

「先生の言うことをきちんと聞いていれば間違いない」かのように、与えられたことをこなすだけの毎日になっている人が、大人の中にいます。というより大半なのではないでしょうか。

成功したいと思っていても、「成功するにはどうすればいいですか?」なんて聞く。成功者からしてみれば、人それぞれなんだから好きにやれって話なのだと思います。いちいち自分が何かするのにもお伺いを立てるばかり、他人の話を聞いているばかりだからダメなんだと。

「遊び感覚で自由にやってみろ、学校と違って大人は自由なんだ」ということではないでしょうか。


だから僕は、たった一つしか目標を持っていない。毎日毎日、違う自分になること。これは 〝試すこと〟を続けなければならないということだ。そして試すこととは、あっちにぶつかりこっちにぶつかり、試行錯誤を繰り返しながら、それでもどうにかこうにか、手当たり次第に、あれこれやってみるということだ 。頭にたたき込んでおいてほしい。何度となく〝表 〟を出すコインの投げ手は、何度となく投げているのだということを。そして、チャンスの数が十分にあれば、チャンスはきみの友人になるのだということを

きみたちの事業は、試してみた結果失敗に終わったんじゃない。試すこと自体が欠落してたんだ

挑戦してみてダメなことは当然あります。しかし、概して成功しない人というのは、挑戦の数が足りないようです。もっともっと「試しにやってみる」ことを増やして、むしろ失敗の数こそ増やしていこうとする気持ちが大事です。

変化を恐れず、これでもかというほど毎日違う自分になろう。遊び感覚でワクワクしながらいろんなことを試そう。


他人を凌ぎたいと思うなら、まず最初に越えるべき、だけど一番難しいステップは、〝並みの人 〟をやめることだ

私たちのまわりにいる人は99%が普通の人でしょう。普通の常識に縛られて生きています。
でも自分までそうして生きていては、自分も並の人です。
みんなが友達と遊んでいて、家族だんらんをすごしていても、あなたが仕事で成功しようと思うなら仕事をしなくてはならないでしょう。他の人たちが得られるであろう快楽は諦めて、自分が追い求める理想に向かっていかねばなりません。

犠牲なく得られるものはありません。


人は、変化は大嫌いだが、試してみることは大好きなんだ

突然、日常の習慣の中で変えろと言われたら嫌なことが多いです。でも、友達の家に行ってみて「ゲームでもやらない?」と言われたら、「ちょっとやってみようか」となりませんか。ゲームの例を出してみましたが、ゲームでなくてもかまいません。

私たちは「ちょっとやってみよう」が好きなはずなんです。その「ちょっとやってみよう」を、仕事でもプライベートでも実践しましょう。


あの実験で学ぶべきことはね、 「あらゆるものを変えて 、さらにもう一度変えること 」なんだよ

変化して、前よりも悪くなることがあります。「変えなければよかったのにな」と後悔してしまい、諦めるか前のかたちに戻してしまいます。しかし大事なのは、さらに変わり続ける勇気です。何かにとどまっていようとするのではなく、常に変化することが、現実を軽快に生きていく秘訣なのです。


試すことは簡単だが 、変えるのは難しい

きみが”試すこと”に喜びを見い出してくれるといいな

アイデアをいっぱい持つこと。ありとあらゆることをやってみること。明日は今日とは違う自分になること。そして朝を待ち焦がれる、幸せなサムライの一人になってくれ